2014年2月19日水曜日

№972 福祉委員会視察研修が行なわれました。それにしても、日南町は雪が多かったです。

2月18日、阿用地区福祉員会(渡部 堯委員長)は、例年行なっている
1日研修を行ないました。



今回は、鳥取県日野郡日南町社会福祉協議会の住民支え合いマップづくり(6年の実績)を中心とした 地域見守り支援活動を視察させていただきました。

講師は、事務局長の白根秀文さん
です。

日南町は、奥出雲町 横田町の隣です。

面積は、鳥取県の10分の1、人口は5,300人と県の100分の1 世帯数2,196
75歳以上の一人暮らしは300人
高齢化率45.9%とのこと


まごこころサービス(見守り支援活動)を25年間、食事サービス(ボランティアによる弁当つくりと配食
と町内5業者による弁当つくりと配食の両方がある)は23年間実施。

きっかけは、町内で3件の孤独死があった。福祉をゼロから見直すことからやり、命を救えなかった。命に係る本業はお医者さん・警察・消防などあるが、地域で命を救えるしくみをつくろうとした。

地元の人達による仕組みとは、情報を持ち寄って1対1から10対10の見守り態勢をつくることから始めた。


これは、日南町の阿毘緑(あびれ)
地区の住民支え合いマップです。


地元の日中在宅している女性に集まってもらい、(要支援者、世帯)の情報をもとに作成。

概ね30世帯を限度にして様々な情報を書き込んだ。
プライバシー課題があるが、孤独死などをなくそうとすれば、乗り越えないと作れない。

男性は、ほとんど情報を持っていないので・・・・・・

半年ごとに更新が必要。


白根さんの説明は、分かり易く進みます。

高齢の一人暮らし男性は、飯を食べないし作らない。だけど女性の場合も作らない洗わない世帯も出現する。

二人暮らし世帯とて見もまり対象にしないといけないこともある。

細々でいいので、長続きできる仕組みが必要。

マップは、自治会単位でつくり、消防団には情報提供しており、雪害等の際には十分活用されている。


質疑もあり、地区によっては月に1回男性が中心になって食事を作り(女性は見て補助する)合同食事会(酒もあり)を開いているところもある。
質問がマップに集中したため、白根さんから「阿用で作られるなら私参りましょうか?」とお答えいただくなど参加者の関心をひいた内容でした。
白根事務局長の町と住民のみなさんの命を守ろうとの熱意に感激し、阿用でも是非チャレンジしたいと思い、会場をあとにしました。


昼食は、日南町生山の井谷旅館でいただきました。

地元観光協会の宮崎さんも同席いただき、
午後の史跡等の案内もやっていただきました。












文豪 井上靖記念館があり見学しました。雪が多くて大変でしたが
素晴らしい内容でした。

戦時中に、奥様はじめ家族の方が
疎開をされた場所の近くに記念館を建てられたとのことでした。













日野川源流の地区に福栄神社があり、参加者で参拝しました。

地元の方が、わざわざガイドをしていただき御土産店も開いておられたので、いろいろ買いました。













奥出雲町の隣の町ですけど、
阿毘緑は大変な積雪でした。
50センチ以上はあり、道路も除雪はしてありますが、景色が違います。

中国山脈の真っ只中の人は「今年は雪は少ないですよ。気温は今朝はちょっと暖かくマイナス4度でした」と言っておられましたが、阿用は里だなーと思いつつ帰路につきました。

白根さん 宮崎さんありがとうございました。

参加者のみなさんご苦労さまでした。




















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